今回の地震で思ったことです。
友人・知人、その家族や友達が被災された話を聞いて
改めて被害の大きさを実感しました。
当日仙台に帰省していた知人と話したのですが
「ここまで大きい地震は初めてで大変だった。
まず情報が本当になにもなかったけど
twitterやmixiで情報提供してもらえてスゴイ助かった。
あとボランティアや物資を送るより、
少しでもいいから募金とあとは経済を回してほしい」
と言っていました。
というわけで少しでも経済が回せるように
今まで以上に仕事を頑張ります。
震災の影響が少ない地方から見た視点で
今回のことを書こうと思います。
まず今回、痛感したのは
東京が止まったら何にも出来なくなってしまうことでした。
うちは東京から発注の仕事が大半で
確認が取れなかったりデータの受け渡しがうまくいかなかったり
時間があわなかったりとかなりバタバタしていました。
さらに東京での計画停電が出ているので心配です。
僕らのようなPCをガッツリ使う仕事への
影響は甚大ではないと思います。
今後東京のCG会社は運営の仕方を
色々変えなければならないとは思います。
節電、計画停電でどれだけの作業時間を確保できるか?
節電時の排熱対策はどうするのか?
交通機関の運行状況の影響で行き帰りの足はどうするのか?
電気が止まったときのサーバー、バックアップ対策等々どうするのか?
電気の使用が不安定という状況でまだまだ色々出てきそうです。
・大規模なCG会社のサテライトスタジオが増える
・小規模なCG会社の地方への移転
はあるんだろうなと個人的には思っています。
あとは海外にスタジオを立てるところも出てくるかもしれませんね。
地方に移る場合は
IT系のインキュベーション施設が全国各地にあるので
そこに入居してみるのもいいかもしれません。
安いしインフラはある程度整っています。
ただ新規立ち上げ企業を支援する施設なので
支社を出す場合、子会社の扱いになるとは思います。
東京に比べると家賃は安いのでインキュベーションを使う
必要がないというところもありますね。
地方にバックアップサーバー、データサーバーを置くだけでも
東京一箇所にあるよりはリスクが分散されるかなとは思います。
あとは大規模なレンダーファームを作って
レンダリングサービスを行う会社が出てほしい
などもtwitter上で見かけました。
ライセンスや守秘・規約関連、機材、場所、電力の確保をどうするかなど
準備に時間がかかるのですぐにできないんだろうなと思っていますが
需要があるのできっと誰かがやると思うし、
みんなで共同で作ろうぜ!っていう動きになるかもしれません。
個人的には金沢に昔からある氷室の技術を応用して
レンダーサーバーの排熱対策に出来ないかなと思ってたりもします。
…絵に描いた餅っていうのは重々承知です。
東京の計画停電がどこまで続くかですね。
1年で終わるのかはたまたすぐに復旧するのか。
でも今回でCG会社の東京一極集中がマズイと思われている方は
少なからず増えたとは思います。
ネットワーク、ワークフローが整えば
どこでも仕事が出来るのっていうのを
うちみたいな会社が証明していければなと思っています。
まだまだ先は長いですが。
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