今回はメモのような感じであまりまとまっていないのですが
一地方の現状の学校事情だと思って読んでいただければ。
この3ヶ月で石川県、近隣の
CG関連、デザイン関連の学校を色々回ってきました。
目的としては
・会社の告知
・学生のレベルの把握
・授業内容の把握
が、主だったところです。
正直話をするとご想像の通り全体的なレベルは低いです。
なぜかといえばいい循環になっていないからだと思います。
地方の場合
1.CG系の仕事がしたい!!
2.近場のCG系の学校に進む
3.近場にCG会社が少ない、無い
4.数が少ないので就職先の確保が難しい
5.県外に出るとしても就活は動きづらい(距離、渡航費など)
6.結果専門的なこと以外の事もやらざるをえない(就職率の問題)
7.極一部はCG系会社に就職、あとはCG系以外の道へ
8.OB、OGの殆どは学校の専門性と関わりの無い仕事へ
というのが大半です。
都会の場合
1.CG系の仕事がしたい!!
2.近場のCG系の学校に進む
3.近場にCG会社が多い
4.数が多いのでインターンや会社と密なやり取りが出来る
5.近場に多いので就活がしやすい
6.専門的なことがある程度重点的に出来る
7.何割かはCG系会社に就職、あとはCG系以外の道へ
8.OB、OGは学校の専門性と関わりがある仕事へ
4.~8.の循環の良さで大分変わってきます。
OB、OGの存在は大きなところです。
学校側の努力も含まれますが
近場にあるかないかだけでもかなり違います。
もちろん不利な状況をモノともしない人もいますし、
有利な状況をうまく使えない人もいます。
あとは学校側に業界が学生に求めている声が
あまり届かない、情報が入らないところも大きいです。
そこでマッチングがうまくいかないというのもあります。
また家庭の事情で都会に出れない、
家を出ることが出来ないという声も多いです。
一人っ子、女性、長子だと
「家を守る」「親の介護」ということも出てきて
中々飛び出せないというのもあり
結局地元で他の仕事にというのもあります。
親御さんの理解を得られないパターンもたまに。
「CGで食べていけるのか?」というのも聞いたことありますし
「CGってそもそも何をしてるの?」と言われたり。
仕事として浸透していない感じです。
実際、自分も親によく言われます・・・。
食べていけているので今のところはノータッチですが。
ただいきなり学校側に「もっと授業内容を専門的に!」と言っても
中々カリキュラムも変えれないですし、就職率という壁があります。
学校も商売なので稼げないとどうしようもないですから。
とりあえず今のところは
・学校関係者と会って業界の情報を定期的に流す
・学生と会って作品を批評、添削する
・講師として学校で教える
が出来ることですかね。
県に教える場(機材等々)を作ってくれないか?
と相談もしてみたのですが、
正直実績を上げないと重い腰を上げてくれないので
もう少しこの土地で仕事をしてから
ちゃんと固めていきたいと思っています。
あとここで出てくるのが
「新人の確保が難しいのでは?」
という問題ですが、
県外に出て家庭の事情が発生して
地元に帰らなきゃいけないという人が割といまして、
そういう人たちの応募があります。
県外に出てやろう!というやる気と
専門的なことをある程度やれるところにいっていたりするので
今のところはむしろ集まってきてくれてるのかなというところです。
長々と書いた割にまとまってないですね・・・。
こういう学校事情対策もしたいので
アンケートの方まだ受け付けておりますので
興味がある方はご協力のほどよろしくお願いします。
エントリー: アンケートに協力をお願いします。
http://inaka-cg.blogspot.com/2010/06/blog-post_26.html
地方でのCG制作についてのアンケート(〆切 2010年7月20日)
http://enq-maker.com/INYzk4
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